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浅井長政家紋 三盛亀甲剣花菱(みつもり-きっこう-けんはなびし)とは フリー素材付き解説

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三盛亀甲剣花菱

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家紋の由来

浅井長政浅井長政の三盛亀甲剣花菱紋は、亀甲紋というカテゴリに属します。

亀は甲羅がだいたい六角形で、甲羅についた模様も六角形[文献1]。また亀は日本で、鶴とともに長寿の動物として目出度いものとされています。亀甲紋は出雲大社や厳島神社の神紋であり、家紋にも多用されました。

浅井長政の亀甲紋は、中に剣花菱が描かれた亀甲を三つ盛った紋で、長政の肖像の衣服に配されています。

しかし浅井氏の家紋は実はハッキリとわかっておらず、本来は三盛型ではなく、時代的な画像の特徴から一亀甲一亀甲が定紋とも考えられています[文献2]。

浅井氏:あざいし

北近江(滋賀県)の戦国大名。室町時代に守護京極氏に被官化されたと考えられます。

系図

  1. 亮政(すけまさ):長政の祖父。守護・京極高清・高吉(=高次父)父子を国外に追放。小谷(おだに)城を築城。北近江の実権を握り、浅井氏の基礎を築く。
  2. 久政:亮政の次男。京極氏、六角氏らの勢力に圧迫され対外的にはふるわず、家督を子の長政に譲る。
  3. 長政:六角氏を破り、近江の大半を領す。信長の妹・お市の方を妻とするも、長年の同盟関係・朝倉義景を支援し姉川の戦い、石山の戦いを経て父久政と共に滅亡。
  4. 万福丸(まんぷくまる):長政嫡男。母はお市の方[文献3]。長政が自害したのち、処刑された。

参考文献

  1. 丹羽基二『家紋逸話事典』(立風書房、1995年)(立風書房、1995年)
  2. 大野信長(図像考証)「浅井長政 家紋」『図説・戦国武将118-決定版』(学習研究社、2001年)119頁
  3. 小和田哲男「浅井氏」左同(監修)左同・菅原正子・仁藤敦史(編集委員)『日本史諸家系図人名辞典』(講談社、2003年)65-66頁

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