家紋の由来
長宗我部元親と盛親の家紋の片喰(カタバミ)は、庭や道端に普通に見られる多年草。
…ですが、当紋は長宗我部氏オリジナルで、他家では見られない珍しい紋。片喰が中心に一つ、円周内側に六つ半切れで配置されています。
長宗我部の祖先が土佐へ赴任する時、参内して杯を賜った際、杯にカタバミの葉が浮かんでいたので記念に家紋にしたと言われてます。また土佐七郡平定の記念という説あり。実物を確認されたい方は季節の花300さんでチェックしてみてください。
長宗我部氏:ちょうそかべし
土佐(高知県)の豪族、戦国大名。長曽我部とも。百済から渡来した秦(はた)氏または蘇我氏の部民(べみん)の子孫といい、また氏名は長岡郡宗部(そかべ)郷(同県南国市)を本拠としたことによります。
系図
- 能俊:始祖。
- 信能:十一代。守護細川氏に属し、応仁の乱で守護が上洛して不在中、土佐七守護の一人となる。
戦国時代
参考文献
- 奈良本辰也 監修『戦国武将ものしり事典』(主婦と生活社、2000年)「戦国武将の家紋」316頁
ご利用について
フリー素材のご利用規約をご参照ください。