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朝鮮王朝 鎧・甲冑 フリーイラスト付き解説

目次

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解説豆錫鱗甲頭釘甲)・戦帯・戦服

藤策木靴参考文献利用規約関連記事

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朝鮮王朝 鎧・甲冑姿(豆錫鱗甲)

朝鮮鎧兜姿イラスト

解説

朝鮮王朝 鎧・甲冑_図解
図:朝鮮王朝 鎧・甲冑 構成

朝鮮半島において、戦場で身を守るための服である鎧は中国から伝わりました。

鎧はカボッ(갑옷)、(鎧と兜を合わせた意の)甲冑はカプチュ(갑주)と言います。

カボッ(鎧)はきほん、武官軍服の具軍服(クグンボク)の上に重ね着するだけなので、日本の甲冑のごとく着るのに時間と手間がかかることはありません。

豆錫鱗甲

豆錫鱗甲(トゥソンニンカプ/두석린갑)は、朝鮮時代の品階の高い武官が着るカボッ(鎧)で、真鍮(しんちゅう/銅と亜鉛との合金。黄銅(おうどう))の小札(こざね)を重ね合わせて作ります。

イラストは高麗大学博物館に現存する豆錫鱗甲を参考に描きました。このカボッ(鎧)の構成や特徴は下記の通り。

赤い絹の地に両肩から腹部まで赤・黄・黒三色の真鍮に、襟の豆錫(真鍮)板には龍を陰刻してあります。

襟元から裾・脇・袖下・袖口に至る縁(ふち)に沿って黄色の毛皮を当て、両袖先に三列、下腹・腰部に七列の黄色の頭釘(トォジョン/두정)が打ってあります。

小札を打った部分の丸い銅板には、雲鶴と波に乗って遊ぶ神仙を浮き彫りにし、下部には象宝紋と輪宝紋を施してあります。

頭釘甲(トォジョンカプ/두정갑)

真鍮の小札を付けず、青や赤の服に頭釘を打った豆錫鱗甲より簡易な甲冑を言います。

朝鮮王朝の兜はきほん、頂部がすぼまった形で、前後左右に龍または鳳凰が浮き彫りにされています。頂には幹柱を立てて紅毛を垂らし、宝珠が付けられた先には鋭い三枝槍が立っています。

温陽民族博物館に現存する一九世紀の兜は、鉢部の全面左右に翻龍が、後面左右には飛鳳が施されています。額隠しの中央の丸い球板の中には、飛鳳と李花(りか/スモモの花)が透かし彫りになっています。

戦帯・戦服

戦帯(チョンデ/전대)は、武官が軍服の一つ戦服(チョンボク/전복)の上に締めた藍色の帯。詳しくは具軍服を参照のこと。

藤策

馬用の鞭である藤策(トゥンチェ/등채)を右手に持ちます。

木靴

木靴(モクァ/목화)と呼ばれる革製の長靴を履きます。

文禄・慶長の役を描いた作品である不滅の李舜臣バトル・オーシャン 海上決戦は、甲冑姿の朝鮮武官がたくさん出てきます。それ以外の韓国時代劇では頻繁に登場しませんが、女真の防衛などでたまに見かけます。日本の甲冑と比べると見た目にも隔たりがありますが、"はにまるくん"の頃を彷彿させるような姿です。

 

参考文献

  1. 金英淑 (編著) 中村克哉 (訳)『韓国服飾文化事典』(東方出版、2008年)

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/2020年4月11日 公開