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朝鮮王朝 弓矢・トンゲ(茼箇)フリーイラスト付き解説

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トンゲ(茼箇)

朝鮮王朝の弓矢_トンゲ

解説

茼箇(トンゲ,통개)は、矢と弓を入れる筒を一つにまとめて肩に掛けられるようにした道具です。

矢籠は矢腹(シボク)ともいい猪の皮製で、弓袋(クンデ)は形が現在のブーツに似ていて、布もしくは革製でした。背負う際には左肩にかけ、脇の下で縛ります。朝鮮時代末期まで戒服具軍服甲冑姿に茼箇を担ぐ姿が見られました。

それでふと疑問に思い手元の資料をいくつか調べたのですが、日本の場合、貴族や武将が矢を背負うことがあっても、弓は手に持って背負うことはきほん、ないような気がします。

そんな違いが面白いところです。日本の弓矢も併せてご参考ください。

参考文献

  1. 金英淑(編著)・中村克哉(訳)『韓国服飾文化事典』(東方出版、2008年)
  2. 張淑煥(監修・著)・原田美佳 他(著・訳)『朝鮮王朝の衣装と装身具』(淡交社、2007年)

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