解説
画像左から
黒田長政本陣旗は家紋なしの中白。細川忠興本陣旗は確認できず。
関ヶ原 東軍その2
当頁は、関ヶ原の戦い東軍武将の軍旗その2です。石田三成の挙兵を知った徳川家康が小山の評定で、徳川につくか毛利・三成側につくか、選択は自由として諸将らに問いました。豊臣恩顧の福島正則は「家康殿と共に三成を討ち果たしたい!」と発言。すると他の豊臣恩顧の加藤清正・黒田長政・細川忠興らもそれに続きました。
これにより東軍ができ、正則は関ヶ原の本戦では西軍主力の宇喜多秀家隊と激戦、東軍の勝利に大きく貢献しました。黒田長政と細川忠興は石田三成隊と激闘。三成はいくさ下手かと思ったらこれが意外に手強かったのでした。
池田輝政は関ヶ原の前の岐阜城攻めに参加、本戦では毛利の吉川広家と対峙。関ヶ原の功労者・加封1位が結城秀康、2位が松平忠吉ですが、3位が池田輝政。ちなみに4位 前田利長、5位 黒田長政、6位 最上義光、7位 福島正則、8位 加藤清正でした。
参考文献
- 大野信長(図像考証・作図)『図説・戦国武将118-決定版』(学習研究社、2001年)
- 奈良本辰也 監修『戦国武将ものしり事典』(主婦と生活社、2000年)「関ヶ原の戦い」150-159頁
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