顔面学
家康のお顔は、大きな目と鼻、福耳が特徴。
しかし若い頃は頬がこけ、目ばかりギョロギョロと光らせていました。スポーツマンにして健康オタクですが、晩年は一人で帯を締められないほど太っていました。すなわち身長155~158、ウエスト100~120、脚(また下)80~82、足袋22.7(単位:センチ)[文献]。
家康の肖像はイケメンではありませんが、荻生徂徠の言う上に立つ者の品格を備え、威厳と重々しさがあります。このような風格を備えることは、深衣(シミ,심의)からも見て取れるように儒者にとっては必須。
儒教を以ってして国造りに励んだ将軍家康は「思想的に」偉丈夫にならなければならなかった、気がしないでもないです。しかし林羅山の師匠で儒者の藤原惺窩は、食えない爺さんだと思っていたはず。参考:紀州東照宮蔵 徳川家康画像
徳川家康
参考文献
奈良本辰也 監修『戦国武将ものしり事典』(主婦と生活社、2000年)「力自慢のタヌキ親父」296頁