顔面学
信之はいくさ場で活躍というより、頭脳派もしくは草食系なイメージの武将ですが、実に男らしい肉食系の骨格を持っています。そのゴツゴツぷりは、戦国武将の中で一~二位を競う程かと思います。
そして心も広ければ?おでこも広い。また、全体的に顔がデカすぎです。しかしこれは画風がそうさせているだけだと考えた方がよさそうです。
父昌幸、弟幸村の死を経て、九〇過ぎまで生きた信之の顔には、これでもかというくらい、顔に無数のシワが刻まれています。髭がありませんが、わし鼻にして福耳の持ち主。
特徴があり過ぎて、逆に特徴がわからなくなってくるという複雑なお顔。しかし一番の特徴はやはりおでこ、額の広さだと思います。無数の顔のシワに惑わされず、大きな額とゴツゴツした顔の輪郭を描き、優しさの中に厳しさを秘めるば、信之ぽくなるでしょう。参考:大鋒寺蔵 真田信之画像