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文禄・慶長の役

乱中日記(全三巻)

書籍情報

乱中日記〈1〉壬辰倭乱の記録 (東洋文庫)

李舜臣 著/北島万次 訳注

出版社:平凡社、2000年

概要:朝鮮水軍司令官李舜臣李舜臣本人が、文禄・慶長の役について書いた日記。

紹介文

乱中日記は李舜臣の日記というか、舜臣の業務日報に近いかな。自分の思っていることは最小限に留め、その日あった出来事を淡々と記しています。

自分のためでもあり、後任者のためでもあったでしょう。この日記を読んで私は、江戸時代の名主が役所からの伝達事項やその日の業務等を記し、子々孫々に伝える御用留を思い返しました。

舜臣は仕事のことだけでなく、自分の抑えていた感情をそのまま日記に漏らすこともあります。そこがとてもリアルですので、以下本書よりピックアップしました。()は当サイトによる注釈。

  • 壬辰(1592年)三月)二十一日辛巳、晴。体調がよくなく、午前中、病に臥す。のち、東軒(執務室)に出て公務にあたる。
  • (同年四月)十六日乙巳、二更[午後十時]、慶尚右水使から公文が来た。「釜山の巨鎮はすでに没落した」と云う。悲憤にたえない。(以下略)
  • (癸巳(1593年)五月)十三日丙寅、晴。(中略)この夕べ、海上の月光が船に満ち、独り坐って身悶えする。もろもろの憂いが胸中を責め、寝ることもできなかった。鶏鳴のころになってうとうとした。

北島先生の平易な現代語訳と詳細な注釈により、読みづらく感じる箇所はほとんどありません。乱中日記全一、ニ巻は読みましたが、三巻はまだ読んでません。最終巻を読んだあとの先がないので、読む決心が今のところつきません。『懲毖録』『看羊録』そして本書しかり、平凡社の東洋文庫は知的に本当に面白いです。

それにしても文禄・慶長の役に関心があるのか万次ファンなのか、だんだん何だかよくわからなくなってきました…。(笑)

  

文禄・慶長の役

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/2019年10月14日 公開