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文禄・慶長の役

乱中日記(全三巻)

書籍情報

紹介文

乱中日記は李舜臣李舜臣の、日記というか業務日報に近いかな。自分の思っていることは最小限に留め、その日あった出来事を淡々と記しています。

自分のため、後任のためでもあったでしょう。この日記を読んで私は御用留を思い返しました。

舜臣は仕事のことだけでなく、自分の抑えていた感情をそのまま日記に漏らすこともあります。そこがとてもリアルなおで、本書より下記にピックアップしました。()は当サイトによる注釈。

  • 壬辰(1592年)三月)二十一日辛巳、晴。体調がよくなく、午前中、病に臥す。のち、東軒(執務室)に出て公務にあたる。
  • (同年四月)十六日乙巳、二更[午後十時]、慶尚右水使から公文が来た。「釜山の巨鎮はすでに没落した」と云う。悲憤にたえない。(以下略)
  • (癸巳(1593年)五月)十三日丙寅、晴。(中略)この夕べ、海上の月光が船に満ち、独り坐って身悶えする。もろもろの憂いが胸中を責め、寝ることもできなかった。鶏鳴のころになってうとうとした。

北島先生の平易な現代語訳と詳細な注釈により、読みづらく感じる箇所はほとんどありません。乱中日記全一、ニ巻は読みましたが、三巻はまだ読んでません。最終巻を読んだあとの先がないので、読む決心がつかないのです。『懲毖録』『看羊録』そして本書しかり、平凡社の東洋文庫は知的に本当に面白いです。

それにしても私は文禄・慶長に関心があるのか万次ファンなのか、よくわからなくなってきました…。

文禄・慶長の役

書籍:懲毖録看羊録空虚なる御陣豊臣秀吉の朝鮮侵略

秀吉の野望と誤算加藤清正秀吉 朝鮮侵略史料・乱中日記

DVD:不滅の李舜臣バトル・オーシャン 海上決戦

李舜臣

海戦:玉浦閑山島鳴梁順天露梁

素材:肖像亀甲船

イラスト:リアル12周年10周年こたつ陽気な夏