書籍情報
- 『乱中日記1 壬辰倭乱の記録(東洋文庫)』
- 李舜臣 著・北島万次 訳注
- 出版社:平凡社、2000年
- 概要:朝鮮水軍司令官・李舜臣本人が、文禄・慶長の役について書いた日記。
紹介文
乱中日記は李舜臣の、日記というか業務日報に近いかな。自分の思っていることは最小限に留め、その日あった出来事を淡々と記しています。
自分のため、後任のためでもあったでしょう。この日記を読んで私は御用留を思い返しました。
舜臣は仕事のことだけでなく、自分の抑えていた感情をそのまま日記に漏らすこともあります。そこがとてもリアルなおで、本書より下記にピックアップしました。()は当サイトによる注釈。
北島先生の平易な現代語訳と詳細な注釈により、読みづらく感じる箇所はほとんどありません。乱中日記全一、ニ巻は読みましたが、三巻はまだ読んでません。最終巻を読んだあとの先がないので、読む決心がつかないのです。『懲毖録』『看羊録』そして本書しかり、平凡社の東洋文庫は知的に本当に面白いです。
それにしても私は文禄・慶長に関心があるのか万次ファンなのか、よくわからなくなってきました…。
文禄・慶長の役
DVD:不滅の李舜臣・バトル・オーシャン 海上決戦