織田信長
イラスト

幸若舞・敦盛
イラストは、桶狭間に向かう決意をした瞬間の信長で、幸若舞・敦盛[註]を謡い舞い、出陣していきました。
「人間五十年、下天(げてん)のうちをくらぶれば、夢まぼろしのごとくなり、ひとたび生を得て滅ぼせぬ者のあるべきか」(人生五十年、天界の長寿に比べれば夢まぼろしのようだ。ひとたび生を得て滅びない者があるだろうか)
織田信長
戦国SOULイラスト:前半
7.幸村 8.兼続 9.景勝 10.謙信 11.氏康 12.綱成
18.お江 19.お初 20.淀殿 21.又兵衛 22.正則
補註
幸若舞は、南北朝時代に流行した曲舞(くせまい)の一種。曲舞は久世舞、舞々(まいまい)ともいい、鼓に合わせて物語性のある詞章(ししょう)を歌いながら舞う芸能。
室町時代前期に幸若舞が登場し、約五〇曲が知られています。その特色は平家の公達を数多く題材にした能に対し、源氏の素朴な勇壮さを扱った点。かくして幸若舞は信長・秀吉らに愛好され、幕府式楽(しきがく)とされましたが徐々に衰退していきました。
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