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朝鮮王朝女官 階級・役職 内命婦その4

目次

女官品階参考文献補註利用規約関連記事

女官品階

内命婦は朝鮮王朝の女官で、国王の側室の内官(ネグァン/내관)と、尚宮(正五品)以下の宮中の仕事を処理する宮官(クングァン/궁관)に分かれます。

宮官は、一般尚宮・尚儀を頂点に、品階により多様な名称がありましたが、普通は尚宮・内人・見習内人に大別されます[]。また内命婦の頭の飾りは、蛙のチョプチで、品階に応じて、鍍金、銀、銅で細工しました。

職階の細かさに驚きますが、江戸城大奥は二四階級ありました。

正五品

  • 尚宮(サングン/상궁):王妃補助。従六品の尚記と従七品典言を統率。
  • 尚儀(サンイ/상의):礼儀と日常生活の総責任者。正七品典賓と正八品典賛を統率。

従五品

  • 尚服(サンボク/상복):衣服の着替え担当。正七品典衣と正八品典飾を統率。
  • 尚食(サンシク/상식):飲食物担当。正七品典膳と正八品典薬を統率。

正六品

  • 尚寝(サンチャム/상침):平常時に国王の衣服と食事担当。従七品典設と従八品典燈を統率。
  • 尚功(サンゴン/상공):機織り担当。従七品典製と従八品典綵を統率。

従六品

  • 尚正(サンジョン/상정):宮女の品行と職務を取り締まり、罪を罰する。
  • 尚記(サンギ/상기):宮内の文書と帳簿の出入りを担当。

正七品

  • 典賓(チョンビン/전빈):宮人の接待と臣下が王に謁見する際の接待、宴会を管掌し褒美を与える。
  • 典衣(チョニ/전의):衣服と頭髪装飾品担当。
  • 典膳(チョンソン/전선):調理、副菜の調味を担当。

従七品

  • 典設(チョンソル/전설):莫とカヤツリグサで作った茣蓙(ござ)の管理、水をまいて埃を掃く仕事、物品の出入れ。
  • 典製(チョンチェ/전제):衣服製作。
  • 典言(チョノン/전언):韓国語で伝言の意。庶民に広く知らせ、国王に伝える中継の役割を果たす。

正八品

  • 典賛(チョンチャン/전찬):客人接待と臣下が国王に謁見する際の接待と宴会、政丞を助け引導。
  • 典飾(チョンシク/전식):洗髪・化粧・洗顔及び髪を梳かす。
  • 典薬(チョンヤク/전약):薬を処方。

従八品

  • 典燈(チョンドゥン/전등):韓国語で電灯の意。ランプと蝋燭を担当。
  • 典綵(チョンチェ/전채):緋緞や苧麻などの織物を担当。
  • 典正(チョンチョン/전정):宮廷の仕事を補佐。

正九品

  • 奏官(주궁)、奏商(주상)、奏角(주각):音楽に関わる。

従九品

  • 奏変微(주변징)、奏微(주징)、喪羽(주우)、奏変官(주변궁):音楽に関わる。
 

参考文献

  1. 金英淑 (編著) 中村克哉 (訳)『韓国服飾文化事典』(東方出版、2008年)

補註

江戸時代、佐渡守とか越後守などと国名を名乗る国守がいましたが、平安の頃と違いこれも単なる肩書。佐渡守と名乗る侍が実際に佐渡を支配しているわけでも、佐渡に住居があったわけでもありませんでした。しかし肩書がある方が格好がつき、昔の人の肩書への執念は現代を超えます。朝鮮の女官もこれと同じようなものかと思います。

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用語解説

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/2020年5月14日 公開