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朝鮮王朝女官 所属部署と業務 内命婦その3

目次

所属部署

至密針房繍房洗手間生果房焼酎房洗踏房

解説参考文献利用規約関連記事

所属部署

朝鮮王朝の女官組織・内命婦(ネミョンブ/내명부)において、宮中の部署は国王王妃の居室や寝殿を中心に、衣食住に関連する七つに別れました。

配属先の順位は所属の女官の格を表し、王族の身辺近くに従事する部署ほど高いです。最も高いのは至密で、針房・繍房と続きます。

ところで江戸城大奥は正室(御台所/みだいどころ)や側室、女中たちが住まう空間を指す言葉です。すなわち大奥の女中たち(奥女中)は内命婦と違い、大奥内の活動――将軍または御台所付に留まりました。

1.至密(チミル/지밀)

国王と王妃の身辺保護および起居・寝・食・衣に関わる一切の世話と内殿(ネジョン/내전)の物品管理、食膳検査の内侍府(ネシブ/내시부)、調剤の内医院(ネウィウォン/내의원)、食品・饗膳管掌の典膳司(チョンジョンサ/전선사)などとの重要な交渉担当。

国王の側近くに仕える至密尚宮(チミルサングン/지밀상궁)と至密の文書管理など担う侍女尚宮(シニョサングン/시녀상궁)は特別尚宮で、以下部署に所属する尚宮より格が高いです。

2.針房(チムバン/침방)

針房尚宮は至密尚宮次席。国王と王妃の衣服をはじめ、宮中の衣服を仕立てました。

3.繍房(スバン/수방)

宮中の服飾や装飾品に用いられる刺繍を担当する部署。対象は龍補(ヨンポ,용보)から枕(ペゲ)、巾着(チュモニ)、屏風まで手掛けました。

4.洗手間(セスッカン/세수간)

国王・王妃などの朝晩の洗顔や入浴に使う湯水を準備。手ぬぐいなどの洗濯や器物の洗浄を担当。内殿の蔵にも出入りします。王妃が宮中に赴く際に、籠を担いでお供もしました。

5.生果房(セングァバン/생과방)

国王の食事(水刺/スラ)以外の飲料や菓子を作ります。

6.焼酎房(ソジュバン/소주방)

外焼厨房(ウェそジュバン)では宴会の飲食を調理し、内焼酎房(ネソジュバン)は平常時の飲食を担当。

7.洗踏房(セダッバン/세답방)

洗踏は洗濯を意味しますが、洗い物の仕上げまでを担当しました。国王と王妃の衣服の洗濯・砧打ち・火熨斗当て・染色などを担当。

 

参考文献

  1. 金英淑 (編著) 中村克哉 (訳)『韓国服飾文化事典』(東方出版、2008年)

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龍補:国王王妃胸背

服飾:国王/王室妃 大礼服平服/役人 官服戒服具軍服鎧 甲冑

女性 装身具:オヨモリトルジャムチョプチピニョティコジノリゲ

男性 装身具:紗帽網巾貫子角帯朱笠茼箇戦笠藤策兵符

器物:亀甲船

用語解説

内命婦側室階級・所属部署・女官階級大奥との違い