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企画集

戦国武将のフィギュア デル・プラド戦国覇王

戦国覇王とは

戦国覇王とはデル・ブラド・ジャパン社(以下デルプラ)による戦国武将のフィギュア。2002~2003年に全七五巻を毎週木曜に発売。一時、戦国覇王は新聞の記事にもなり話題を集めました。

しかし2004年11月、デルプラが東京地裁に破産宣告、そして倒産。執念でコンプリートに至った当サイト運営者と、デルプラの終焉とを愛と涙のノンフィクションで綴ります。

まあ見てくれ

集合写真

戦国覇王_集合写真

管理人宅にて。一枚に収まりきらない…(笑)

イケてるベスト4

真田昌幸 武田信玄 豊臣秀吉 明智光秀

左から真田昌幸武田信玄豊臣秀吉明智光秀

これはちょっと…二体

上杉謙信 真田幸村

左から上杉謙信真田幸村。謙信は史実に忠実すぎて誰だかわからないし、幸村は躍動感があって一人浮いている。ところで写真サイズが(この先も)統一でなく恐縮です。

その魅力

戦国覇王のフィギュアは私としては、決して洗練されているとは思えません。魂は入っていると思いますが。

しかも戦国覇王のお値段、基本的に一冊(一体)¥1,752+税。何故七五体も毎週二千円弱も払って購入してしまったのかというと自分でもわかりません。(笑)

その魅力は恐らく七五体(七五巻)という数、にあるかも?こんなに戦国武将フィギュアを作ったのは、デルプラが最初で最後になるのではないでしょうか。

冊子 パンフ

発売当初の宣伝用冊子およびポスターにもなるパンフ。

宇喜多秀家がいない!

それにしても戦国覇王はどういった基準で、多くの武将から七五人に絞ったのでしょうか。豊臣政権の大黒柱である五大老・宇喜多秀家は戦国覇王になっていません。陶晴賢後藤又兵衛もいない。でも謎だらけの島左近がいる。基準がわからない…。しかし七五人に絞るのは、意外に難しいのかもしれないです。

小早川秀秋が二体

小早川秀秋の正面 小早川秀秋の後姿

なんとか立ってもらった、うちの金吾の正面と背後。

うちには金吾(小早川秀秋)が二体あります。好きだからではありません。最初購入した際、金吾が立たず立たせようとすると、ごろん…。転がるのです。(笑)それがまた金吾ってのが絶妙でしょ?

てなわけでデルプラに「うちの金吾くんは不良品ですけど。」と電話したところ、うちの金吾を調べもせずに即行新しい金吾を送ってくれました。

おし二体目金吾、立つんだ!ごろん…。え、立たない、また?!どこまでも金吾…。これも大谷殿の呪いか。いいや、とりあえず壁に寄りかからせておけ。よって直立できない金吾がうちに無意味に二体あります。

店頭販売中止

私は毎週木曜、会社帰りに新宿紀伊国屋書店で、戦国覇王を購入していました。戦国覇王は途中から予め購入申込みした者だけが、書店から購入する仕組みを取りました。在庫を一切残さない方針に切りかえたようです。ですから戦国覇王は、店頭に置かずに書店で預かっている状態になりました。

かくしてお店の人に目を合わせないように「すみません…戦国覇王を取りに来ました。」と毎週言わなければいけない始末に。「それではお名前を…」って、名前聞かないでー!恥ずかしいんだ!早くこの場を立ち去りたいんだ!

また新人店員さんだと、なんですかそれは?と、レジ内を探し回り「私からも見える位置に私の名前書いたメモ張って戦国覇王置いてあるじゃないか!早く気付くんだ!それだ、それ――ッ!!(心の叫び)」ということもしばしばでした。

というのも当時は今みたいに、武将好きの女子が市民権を得ている時代ではなかったのです。

電車の中に置き忘れる

やっとこさ、戦国覇王を購入。電車に乗ると、絶対に誰も盗まない戦国覇王を網棚に乗せて、椅子に座り電車の中で睡眠。というパターンな木曜日(最悪)。しかしある日の帰宅後、あ、戦国覇王電車の中に忘れて来た。という日がありました。

最寄り駅に戦国覇王と言っても意味が通じるわけがないので、赤面しながら「すみません、戦国武将のフィギュアを落としました。」と駅員さんに申し出。駅員さんはすぐに、私が乗車した電車等を調べ「ありました、○○駅で預かってます。」と言ってくれました。

センキュー!でもやっぱり絶対に誰も盗まないんだな。それもなんか寂しい? そしてすみません、どの武将(戦国覇王)を忘れて来たか、肝心な所を覚えていません。いっぱいいすぎて記憶も何かとあやふやになります。(笑)

実は書籍

1.戦国時代解説『戦国百科』

戦国百科ファイル 戦国百科本頁

2.年表『戦国150年ニュース』

戦国150年ニュースファイル 戦国150年ニュース本頁

3.武将解説『戦国武将データファイル』

戦国武将データファイル 戦国武将データファイル本頁

戦国覇王は、一体のフィギュアの他に実は三冊もの読み物(冊子)がついてきます。一応戦国覇王は書籍という扱いなのです。

『戦国百科』は合戦など戦国時代全般の解説、『戦国150年ニュース』は年表で一年一年ごとの主な出来事や武将の生没を掲載、『戦国武将データファイル』はその週のフィギュアの武将を取り上げ解説しています。

しかし私にとっては、読む気が全くしない読み物たちでした。専用ファイルに綴じるのすら面倒。でも意外に読んでみると楽しいのかもしれない。でも読む気がやっぱりしない。

…だったのですが、それから一五年後くらいに戦国時代年表などを作る段になって、『戦国150年ニュース』を参考に様々参考にさせていただきました。あのころの私には難しすぎた…。私が馬鹿だから事件ですね。

後日談

認定証 戦国覇王が置かれた棚

認定証および他の棚にもわんさかいる棚。

認定証は七五体全てコンプリートするとゲットできます。画像はHNになっていますが、実際は本名入り。現在サイトを本名で運営しているので差支えないのですが、改めて押入れから取り出すのも面倒なので。

戦国覇王を全て集めている方は、きれいに飾っているのでしょうか。私は家が狭いので適当に置いてます。全員前に出すこともできず、後ろの方で隠れてしまっている武将多し。でもまあ不気味なものです、七五体もあると。不気味だけれども災害が起きた時、このひと達どうしよう、全員救えるのか?!と時々思います。

…というのは前の話で、家の人の苦情で2015年頃から現在に至るまで、戦国覇王は全て押入れの中。しかし不思議なもので、一度も売ろうとか処分しようと思ったことはないです。

デルプラ倒産へ

2004(平成一六)年11月24日、デルプラ(デル・ブラド・ジャパン社)は東京地方裁判所にて破産宣告を受けました。

思えばデルプラって、戦国覇王のバインダー買うにしても後払いでよかったりしてました。大丈夫なのかな、私のような気の弱い人間はすぐ振込みするけど、払い忘れる人とかいるんじゃないか。…とか余計な心配をしていたら、その一年後くらいに倒産してしまいました。

なんか寂しかったですね、倒産を知った時は。戦国覇王に対して、いろいろグチを言ってしまったようなページになってしまいましたが、毎週木曜仕事を早く切り上げ、新宿の紀伊国屋書店に向かうという怪しすぎる一年間は思い出になりました。デルプラさん、楽しい一年をありがとう!

企画集

敦盛HIPHOP2007シルバー武将/戦国覇王

一コマ漫画佐竹義宣 DAPPE

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