天衝脇立兜の井伊直政
イラスト
彦根具足
彦根具足は藩主直政から家臣に至るまで赤具足で統一。藩士の兜は金箔押大天衝(てんつき)の脇立、陪臣は銀箔割天衝の前立。
家中で具足をユニフォーム化している例は、伊達政宗の黒で統一している仙台具足、細川忠興の越中具足などが有名。というか図らざりき。直政が鬼にしか見えない…。実際、直政の家臣もそのように思っていただろうし、彦根具足としてもこれが正解なのかもしれない。
朝鮮王朝官吏の衣服は、常服から甲冑に至るまで、品階によって細かく定められています。特に赤は王様や高位高官しか身に着けられません。これからいくと、家臣に至るまで赤で統一というのは、漢字文化圏にして日本ならではと言えるでしょう。
井伊直政
戦国R35
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