戦国武将を描く上で、持っておきたい、資料や道具を集めました。
基本資料編
戦国武将の肖像
戦国武将の実際の顔はどんな顔!?ということで、持っておくと便利な一冊。118人の戦国武将の肖像画に加え、大きな付加価値として、経歴もわかりやすく完結に書かれています。
戦国兜・甲冑
戦国の美が、この一冊に結集しています。オールカラー写真で、実物の兜、甲冑、陣羽織が掲載されています。変わり兜などは、斬新なものも多く取上げてあり、イラストを描く上でも大いに参考になります。
古典文様
ここから先の古典文様が一歩先ゆく戦国イラスト資料です。多分、戦国武将の顔が命と、古典文様まで描く人は余りいないと思います。しかし武将の顔の描き分けも兜も、描いていて難しいと思っている人は多いと思います。
それを古典文様でカバーします。古典文様のフリー素材を選ぶのもいいですが、サクッと自分で描いてしまうのもオススメです。何故なら意外と簡単だからです。
日本の古典装飾―天平から江戸の時代様式にみる と染と織の文様
はコンパクトサイズで、色鮮やかな古典文様がオールカラーで数多く掲載してあります。これを見ながら、武将の陣羽織や直垂の模様として描いてしまうことで、斬新な戦国武将の出来上がりです。
極めつけに着物と日本の色 夏篇を持っていると、あなたの日本の美に対する感覚が更に研ぎ澄まされます。この本に掲載している数多くの着物を見ていると、好きな戦国武将に着せてみたい、描いてみたいと思わせる程の鮮やかさです。
時代考証
戦国武将を描く時に時代考証は面倒なのでやらない派が多いと思うのですが、面倒だからみんながやらない分野=ならばあなたがやってやる分野でもあります。時代考証をガチガチにやって描いてしまうとつまらなくなってしまうこともありますが、基本を踏まえておいて無駄にはなりません。
この本は、表紙がアニメチックなのですが、中身は大真面目に時代考証を踏まえた、戦国武将の描き方を事細かに説明しています。時代考証、私にもできそう!と思わせてくれる一冊です。戦国武将だけでなく、江戸時代のサムライや平安貴族の描き方も掲載されてます。
実写版 アクションポーズ集 侍・忍者編―プロもアマも即使える!
描いた戦国武将に動きを出したい時に、重宝できる一冊です。様々なポーズなんと1150カット、オールカラー写真で掲載。戦国武将というよりは、江戸時代のサムライを意識した資料ですが、特に問題ありません。刀の持ち方など、戦国武将にもちゃんと応用がききます。
アナログ画材
トレース台
私は、戦国武将を描く時、いつもトレース台の上で描いています。トレース台は、光る机です。描いたものをひっくり返して、裏面からデッサンの狂いを修正します。表面だけ見て、描き直しているだけだと、なかなかデッサンの歪みを修正できません。時間短縮と完成度の高さからいってもトレース台の上で描いていった方が、オススメです。問題なのがトレース台の大きさなのですが、私はA2(おおよそ594ミリ×420ミリ)というかなり大きなものを使用していますいうと、大きいほど使いやすいからです。
ここではA3サイズ(おおよそ420ミリ×297ミリ)のトレース台をご紹介しました。もう一段階小さいB4サイズのデリーター ライトボックス デリーターライト FL-B4から初めて、徐々に大きいサイズに変えていく手もあります。どれが一番あなたに合うか、比較検討してみてください。
ペン
私はいつもこれで描いています。インクがなくなったら、カートリッジを新たに交換して描きます。ペンとは別に墨を購入しなくていい、新しいGペン。とても描きやすいです。
紙
私はB2の鉛筆で、A4サイズの方眼紙(mead ケンブリッジプランニングパッドWH 59878)にまず下絵を描きます。方眼紙を使用するのは、マス目があるので、デッサンの狂いを最小限にとどめてくれるので、描きやすいからです。そのあとマスキングテープ(3M マスキングテープ No.243 243J 50
)で、A4サイズのケント紙を貼り合わせ、前述したペンで下絵をなぞります。
デジタル画材編(ご自宅のOSに対応しているかなど、動作環境の注意が必要です。)
モノトーン画像ソフト
私は下書きまで、前述した通り、アナログでせっせと手描きますが、トーン貼りや、直線や曲線を描く時は、コミックスタジオ(以下コミスタ)という漫画作成ソフトを使います。コミスタの特徴は、トーンの数が豊富なので、モノトーンでイラストを描く時には絶大な威力を発揮します。トーンもちまちま買っているとお金がかかるので、コミスタを一度買ってしまえば、トーンは使い放題なので大変便利です。
カラー画像ソフト
Adobe Photoshop Elements 7 日本語版 Windows版 通常版 で色づけをします。フォトショップよりも全然安いのですが、充分に様々な機能が備わっているいので、初心者~中級者には最適なソフトです。
タブレット
画像ソフトと一緒に揃えたいのがタブレットです。タブレットはマウスがペンの形になっているので、PCでお絵描きがしやすくなっています。管理人のタブレットはWACOMIntuos3の前の Intuos2のA4サイズよりも大きいものを使用してます。大きいものは描きやすいということで、なんでも大きいのを取り揃えてしまうのですが、A4サイズくらいあれば安心かと思います。小さいサイズで描きにくい思いをするくらいなら、なるべく大きいのをオススメします。
さいごに
以上、戦国武将を描くにあたって、戦国未満が自信を持ってオススメできるものを、ご紹介しました。宜しければご参考ください。ヘタなのに偉そうですまん!