家紋の由来
明智光秀の桔梗紋は水色の色がついており、家紋としては非常に珍しいです。
もともと桔梗紋は美濃土岐(とき)氏の紋で、土岐一族を称した光秀もこれを使用。また戦場で桔梗の花を兜に挿し、敵を大いに打ち破ったところから、戦勝記念として家紋にしたという説もあり。
光秀が主君信長を本能寺で討ったことにより、桔梗紋は謀叛人の家紋として嫌われましたが、光秀の家臣たちは桔梗紋を桜に似せて作り、「桔梗か」と問われると「いや桜だ」と答え、光秀への思いを守りました[文献]。
さて、土岐一族ではありませんが加藤清正と太田道灌(どうがん)は桔梗紋を使用。ご参考までに季節の花300さんより桔梗の花のリンクを貼っておきます。
明智氏:織田大名
参考文献
- 奈良本辰也 監修『戦国武将ものしり事典』(主婦と生活社、2000年)「戦国武将の家紋」312頁
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